アスペルガー診断テストの紹介

精神

ここではアスペルガー診断テストをご紹介させていただきます。

このテストは、星野仁彦さんの『発達障害に気づかない大人たち』(祥伝社新書、2010年)と、
吉濱ツトムさんの『隠れアスペルガーという才能』(ベスト新書、2016年)の中に載っていたものです。

二つの著書に載っていたということもあり、発達障害の勉強をしたことのある方の中では有名なテストなのかもしれません。

このテストは、「アスペルガー質問表」(自閉症スペクトラム指数AQ: Autism-Spectrum Quotient)といいます。

バロン・コーエンらが作成し、若林明雄・東條吉邦らが邦訳、標準化したものです。

しかし、このテストがすべての人の問題をカバーしているわけでもありませんので、最終的な判断は専門家に委ねる必要があるでしょう。

診断テスト

回答方法

それでは、診断テストをご紹介させていただきます。
テストは、それぞれの項目に対して

①そうである
②どちらかといえばそうである
③どちらかといえばそうではない
④そうではない(ちがう)

のいずれかで答えます。

採点方法に関しましては、後ほど記載いたします。
文字色が黒字の項目と、赤字の項目が分かるように回答用紙を作る必要があるかと思われます。

質問項目

  1. 何かをするときには、一人でするより他の人といっしょにする方が好きだ
  2. 同じやり方を何度もくりかえし用いることが好きだ
  3. 何かを想像するとき、映像(イメージ)を簡単に思い浮かべることができる
  4. ほかのことがぜんぜん気にならなくなる(目に入らなくなる)くらい、何かに没頭してしまうことがよくある
  5. 他の人が気がつかないような小さい物音に気がつくことがある
  6. 車のナンバーや時刻表の数字などの一連の数字や、特に意味のない情報に注目する(こだわる)ことがよくある
  7. 自分ではていねいに話したつもりでも、話し方が失礼だと周囲の人から言われることがよくある
  8. 小説などの物語を読んでいるとき、登場人物がどのような人か(外見など)について簡単にイメージすることができる
  9. 日付についてこだわりがある
  10. パーティーや会合などで、いろいろな人の会話についていくことが簡単にできる
  11. 自分がおかれている社会的な状況(自分の立場)がすぐにわかる
  12. ほかの人は気がつかないような細かいことに、すぐに気づくことが多い
  13. パーティーなどよりも、図書館に行く方が好きだ
  14. 作り話には、すぐに気がつく(すぐわかる)
  15. モノよりも人間の方に魅力を感じる
  16. それをすることができないとひどく混乱して(パニックになって)しまうほど、何かに強い興味を持つことがある
  17. 他の人と、雑談などのような社交的な会話を楽しむことができる
  18. 自分が話をしているときには、なかなか他の人に横から口をはさませない
  19. 数字に対するこだわりがある
  20. 小説などを読んだり、テレビでドラマなどを観ているとき、登場人物の意図をよく理解できないことがある
  21. 小説のようなフィクションを読むのは、あまり好きではない
  22. 新しい友人を作ることは、むずかしい
  23. いつでも、ものごとの中に何らかのパターン(型や決まりなど)のようなものに気づく
  24. 博物館に行くよりも劇場に行くほうが好きだ
  25. 自分の日課が妨害されても混乱することはない
  26. 会話をどのように進めたらいいのか、わからなくなってしまうことがよくある
  27. 誰かと話をしているときに、相手の話の”言外の意味”を理解することは容易である
  28. 細部よりも全体的に注意が向くことが多い
  29. 電話番号を覚えるのが苦手だ
  30. 状況(部屋の様子やものなど)や人間の外見(服装や髪型)などがいつもとちょっと違っているくらいでは、すぐには気がつかないことが多い
  31. 自分の話を聞いている相手が退屈しているときは、どのように話をすればいいかわかっている
  32. 同時に2つ以上のことをするのは、かんたんである
  33. 電話で話をしているとき、自分が話をするタイミングがわからないことがある
  34. 自分から進んで何かをすることは楽しい
  35. 冗談がわからないことがよくある
  36. 相手の顔を見れば、その人が考えていることや感じていることがわかる
  37. じゃまが入って何かを中断されても、すぐにそれまでやっていたことに戻ることができる
  38. 人と雑談のような社交的な会話をするのが得意だ
  39. 同じことを何度も繰り返していると、周囲の人からよく言われる
  40. 子どものころ、友達といっしょに、よく”○○ごっこ”(ごっこ遊び)をして遊んでいた
  41. 特定の種類のものについての(車について、鳥について、植物についてのような)情報を集めることが好きだ
  42. あること(もの)を、ほかの人がどのように感じるかを想像するのは苦手だ
  43. 自分がすることはどんなことでも慎重に計画するのが好きだ
  44. 社交的な場面(機会)は楽しい
  45. 他人の考え(意図)を理解するのは苦手だ
  46. 新しい場面(状況)に不安を感じる
  47. 初対面の人と会うことは楽しい
  48. 社交的である
  49. 人の誕生日を覚えるのは苦手だ
  50. 子どもと”○○ごっこ”をして遊ぶのがとても得意だ

採点方法

問題文が赤色の項目に対しては①か②と答えた場合に1点、

残りの項目は③か④と答えた場合に1点として集計します。

このテストの採点結果が33点以上の場合はAS・高機能自閉症の可能性が高いとされています。

また、吉濱ツトムさんの『隠れアスペルガーという才能』(ベスト新書、2016年)によると、

50~36点の場合は、専門医に診断される症状の強さ

35~15点の場合は、40~60人に一人はいる典型的な隠れアスペルガーの可能性があるということ。

隠れアスペルガーとは、吉濱さんの上記の著書で取り扱われているテーマでもあります。
つまり、医師からアスペルガーであると診断されているわけではないものの、部分的にアスペルガーの症状をもっている、いわばグレーゾーンの方のことをいいます。
そしてそういった方の場合は、隠れアスペルガーに気付くまでは原因不明の生きにくさを感じている方が多いそうです。

そして14~0点の場合は、特に問題はないとのことです。

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